2018-01-01から1年間の記事一覧

大人の役割についての考察

「そんな見た目で卒業式には出さないからな」 中学校の卒業式前日、私は制服のスカートの丈と化粧を理由に、輪になった教師10人に囲まれていた。体育館に、西日がさしていて、教師たちの顔が黒く光って見えた。 自分なりに妥協して長くしたスカート丈は、そ…

Neither ネギタマネギ

「私、ねぎも、玉ねぎも食べれない」と、勇気を出して伝えた。 手に汗を握るほどではないけど、5秒くらい、本気で伝えるか迷った。 日曜日の15時を過ぎた時間、海岸線を歩いて、20分。 12月だというのにその日は小春日和で、歩いていると汗ばむ。 観光地であ…

平成最後の年にやり残したことがないように私がしたこと

2年前の年末にした歯のホワイトニングは、結果的にすごく幸福度を高めてくれたので本当にやって良かったと今も思う。 歯医者さんでマウスピースを作ったらアマゾンで薬剤を購入し、注射器のような形状に入っている薬剤をマウスピースに注入、後はマウスピー…

自信が無くても良くないですか?

「俺(私)、自信ないんだよね」と話す人に会うことがたまにある。 まるで自信がないことがその人の人生の足かせにでもなっているように。 一方で「自信があっていいな」「自信過剰だよね」等、自信という言葉はいつもそれがあるかないかで人生が順風満帆に…

ただの雑記

今日は立冬らしい。 とーちゃんの誕生日。 生きていれば71歳だった。70代と聞くと一気におじいちゃん感が出るよね。 わたし、三人兄弟の末っ子だからな。 今まで11/7が立冬ということすら知らなかった。 とーちゃんは知ってたんだろうか? わたしに、人の痛…

カラダは全て知っている

最後にゆっくり自分の体と会話したのはいつだろう。 耳は高校生から、喉の締め付け、吐き気は20代になってから。 起き上がれないような不調や耐えられない痛みなら病院に行くし、その症状を消すために薬を飲む。 だけど、誰にだって病院に行くほどでもない、…

助けてください、箱ください

「あー、宅急便は、そもそも梱包して持って来てもらわないと。梱包用に差し上げるとしたら、ゴミ袋くらいですよ」 そのコンビニのおばちゃんは、申し訳なさそうに、そして「普通送ってほしい荷物は自分でダンボールに入れてくるでしょう」と、世間知らずの人…

心が雨の日に 考えたこと

二階堂和美さんの、「おんなはつらいよ」を聴きながらこれから、これから数時間は眠れないだろう深夜の過ごし方を考える。 久しぶりに、ベッドが人型に沈むのではないかと思うくらいに起き上がれない1日だった。 どうしても起き上がる気にならない体を観察し…

サキノバシグセの特効薬

あなたの余命は半年です。 そう告げられたら、人はどんな反応をするのだろうか。余命半年という数字は妙にリアリティを帯びていて、贅の限りと怠惰に身を任せて生きるには、長すぎると思われる。6ヶ月。180日。 つい先日、余命半年の宣告を受けた。 今から半…

いつしか増えていくシワのように

小じわが気になる歳になった。目尻とほうれい線。 ここ1年、写真を撮ろうとするたび、iPhoneオリジナルのカメラか、snowかで迷うようになったのは私だけだろうか。 ネットで美容外科での若返りを調べては、 ウルセラ(全体的に引き締めるレーザー。めちゃめ…

余命が半年だったらどうする?

余命が半年だったらどうする? という問いがテーマのイベントに参加してきた。 元々いばや通信というブログから知った坂爪圭吾さんという人がいて、わたしはその人の考えとか紡ぐ言葉とか生き方にいつも希望をもらっていた。 いばや というのは やばいを反対…

思考は大体の場合バグっている

何が書きたいのかわからないまま書き始めるのは、何かを伝えたいわけではなくて、ただ単に日記を公開することでわたしの考えたことすなわちわたしを知って欲しいからなんだと思ってる。 誰かに自分の話をするのが苦手だと話したら、無意識に自分の感情を抑制…

不満から読み解く仕事観

傷病手当金って、給与の2/3しか出ないんだけど(超絶有難いのはもちろんなんだけど)、自由時間は15倍になったからお金がなんせ足りないもので、在宅ワークでできる仕事を探してみた。 多いのは、私が出来ることの中だと事務代行(大量手間系)、初心者OK量…

Nのために

湊かなえ原作のドラマを見た。 湊かなえの小説は家族揃って好きだけど Nのためには ドラマではじめてその物語を知った。 わたしは神奈川県で生まれて、中学生くらいの時は田舎独特の多少の抑圧は感じたことがあったけれども、いわゆる主人公の女の子のような…

残存

ひとつの物語が終わって、 またひとつの物語が終わる。 それは自然の摂理で抗えないものだけど 今日はやっぱりまだわたしは 無意識に執着していたり 今じゃなくて過去に没入していたりするんだなってことを気付くことがあった 過去に一緒にいた人が 結婚した…

すべては起こるべくして起きている

今日は月 1度のメンタルクリニックの受診だった。 薬は出てないから、認知行動療法にあたる精神療法という名目で 日々感じたことを書き留めて それを医者に見せてフィードバックをもらうということをしてもらう、通称交換日記 この交換日記の効果はわたしに…

ニュウ アース

エックハルトトールのニューアース ヴィパッサナ で出会ったダライ・ラマに教えてもらった本を少しづつ 読み進めているのだけど 中盤になって目から鱗の言葉の連続です この本を理解できる知性、というか前提条件見たいなものが多くあるような気がして この…

境目

眠れない夜の割合がまた、増えてきている。 窓の外は静かで、鈴虫の音だけが聞こえる。 体と頭のバランスは すごく大事で ちょっと油断すると すぐ意識が上の方に登ってきて 頭は忙しくあれこれ考えてるのに 身体感覚はゼロ もしくは 空腹とか そういうわか…

9月の風について

アースウィンドアンドファイヤ! セプテンバーが来た。 8月はわたしにとって、おじい、おばあ、べりーちゃんの命日があって、 毎年、どこか 誰かが乗り越えられないんじゃないかって 不安なのですけど。 同時に大切な人の誕生日もあるし、 今年の8月は 今ま…

喫煙習慣について

21歳くらいの時から、気がついたらタバコを吸っていてつい先日の瞑想で10日間 強制禁煙 もう吸うことはないだろうと 辞められてるか試した一服でまたぶり返し 量は減るものの 1箱買って2本吸って あぁやめると思い18本残るタバコを水浸しにしてすてるも また…

少年時代の

夢はつまり思い出の後先 という歌詞が 詰まりではなく つまりそれは という意味であることを始めて知った 夢というのは いつもわたしには現実味のない言葉で なぜか虹と雲とケーキ屋さんを思い出す そういう風に きらきらしてポップじゃないといけないと思い…

いま ここ ということ

3日間の旅行に言った。千葉県は私が思っていたよりもずっと広かった。 休みとはこうあるべきと思うような 一緒にいる時間を心から楽しむ そんなことができる人に囲まれて 私まで楽しく 浮かれた旅に。 道中 旅を一時離れて電車移動をした1日は 半日電車の中…

平成最後の夏の夜に働き方について考えている

さて、自分の働き方について 休職3ヶ月目という身分ゆえ、今後について考えることも増えてきた。 ただ楽しく心の赴くままに生きることはシンプルだけど、 私にとっては考えずにいることはなかなか難しい。 多分 人並みのお金を稼いで生きていくことはできる…

みずからをしんじる

「自信ないよね」という言葉の裏には (もっと自信を持っても良いのに)自信ないよね とか (自信なさげな私にある種のイラつきやもどかしさのようなものを覚えて)どうしてそんなに自信がないの? とか 自信がある=良いこと という考え方が疑われもされず …

8がつ14か かようび

新月になるたびに、何座にあるのだろうと考えるようになったのは姉の影響だ。 いつも感情が消化できなくなるとSOSを出すようにお姉に連絡するのは 全肯定されているということを言葉や態度で示すのが、出会った人間の中で1番上手な人だからだと思う。空飛ぶ…

愛するということ

愛するということ 新訳版 作者: エーリッヒ・フロム,Erich Fromm,鈴木晶 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 1991/03/25 メディア: 単行本 購入: 33人 クリック: 227回 この商品を含むブログ (122件) を見る ちょこちょこ中断の期間を設けながら(ページ…

無我な人々に無性に心打たれながら感じるジレンマ

こんにちは。いかがお過ごしですか。 無職生活を初めて2ヶ月たちました。私はすこぶる元気です。 hachimoto8.hatenablog.com ブログのタイトルからして、私が聞いたことのないこのラジオ番組の中にいる人たちやこの書き手の人のこころの美しさが伝わって来て…

万年モラトリアムでもいいじゃない

万年モラトリアムという有難いキャッチコピーをいただいたので意味をググってみたら下記の検索結果が出て来てニヤニヤしてしまった。大人社会に同化出来ずにいる人間... 年齢では大人の仲間入りをするべき時に達していながら、精神的にはまだ自己形成の途上…

かわいいひと

「可愛い人」でも「かわいい子」「美人」「綺麗な人」でもなく、 「かわいいひと」っていうのは存在すると思う。 ウルフルズも歌っているように。 その人は職場の先輩で、三連休の中日に、鎌倉まで来てくれた。 緑色のギンガムチェックのワンピースと、トレ…

書くことについて

長い間、パソコンというパソコンを持たずに生活をしてきた。 一度、当時付き合っていた人に新社会人祝いで買ってもらったsurfaceは、 なんだか小さくて使い勝手が悪くあんまり好きになれなかった(有り難く使ったけど、たくさん。でもワクワクすることには使…