平成最後の年にやり残したことがないように私がしたこと

2年前の年末にした歯のホワイトニングは、結果的にすごく幸福度を高めてくれたので本当にやって良かったと今も思う。

 

歯医者さんでマウスピースを作ったらアマゾンで薬剤を購入し、注射器のような形状に入っている薬剤をマウスピースに注入、後はマウスピースをはめて数時間いつも通り家で過ごすだけ。

 

歯の横じみがずっとコンプレックスでいつかやりたいと思っていたホワイトニングは15000円程度でできるのに、日常生活の中の「笑う」という行為と、写真撮影時の笑顔を3段ほど底上げしてくれた。

 

日常生活の中には、

「やらなきゃいけないこと」

「なるべく早くやりたいこと」

「時間があれば、あるいはいつかはやりたいこと」

があって、だいたい私たちの生活はやらなきゃいけないことや、本当にやりたいのかわからないけどついやってしまうこと(飲み会とかSNSとか)で溢れているように思う。

 

かく言う私もその一人で、先日読んだ書籍で興味深い内容があったので、今日はその話をしてみたい。

 

「誘惑に弱くやるべきことを先延ばしにしてしまう人は、近い未来(今)のことは具体的に想像することができるが、少し遠い未来(3日後とか1週間後)のことは抽象的にしか捉えられない傾向がある」

 

つまり、目の前にある誘惑ははっきりと手にとって見えるが、少し先の未来に向かってやるべきことはぼんやり曖昧になり、それ故に短期的な報酬である誘惑に負けてしまうと言うことだ。

 

ギクッとしたのは言うまでもなく、同時に、未来の目標や願望を叶えるためには、

そこに立っている自分、その匂い、その光景までも、生々しい程に明確なビジョンを持てと言われる所以がわかったような気がした。

 

冒頭のホワイトニングのエピソードは、1年くらいはやりたいと思いながら先延ばししていたことに対して、「今年中にやりきりたいこと」として、急に具体的なイメージに近づいた故叶った小さな願望の話。

 

だが、締め切りを自ら作る方法以外にも身近な誘惑に負けずに本当に自分のためになる「やりたいこと」を生活の中でやっていく方法はあると思う。

 

それはなんとなく頭の中に抽象的にあるやろうと思っていることを具体化することで、

やりたいことリストあるいはやらなきゃいけないことリストに近いものがある。

 

そんなこと知ってるよ、と記事を閉じるのはもう少し待っていただきたい。

元々元来の先延ばし気質がある私は、監視がないとサボってしまう自制心の弱さを自覚している。未来の自分の幸せよりも今の誘惑に負けがちなところがある。

 

先述した通り、今と未来の時間の感覚に大きなギャップがあり、それが積み重なって自分の不利益になると言うことを嫌と言うほど経験してきたのだ。

 

だから、やりたいことリストだけでは実際にやりきることが出来ない。

なぜなら、そもそもそれにどの程度の時間がかかるかの想定が出来ないからだ。

 

大切なのは、そこに時間軸を足すことであり、開始、終了時間が明確であること、

出来なかった場合に翌日以降に修正がきくと言うことだ。

私は、某大手検索エンジン社の手がけるデジタルカレンダーを無料で有効活用することに決めた。

 

特に決まった定時のある仕事についていない今、朝目が冷めてから午前中何をするのかと言うことは非常に抽象的である。良く言えば自由。悪く言えばいくらでもサボれてしまう。

 

 

しかしこれを8:00起床、8:30朝食とすれば、自ずと目が覚めてからスマホを見てゴロゴロ…と言う時間が短縮できる。

 

同じように休日であれば9:00〜洗濯機を回すと設定をしておけば、たとえ朝食に時間がかかって9:15開始になってしまったとしてもその時間まだ朝食のテーブルで対して興味のないテレビをだらだらと見ることがなくなる。「予定」に対して遅延している意識が生まれるからだ。

 

ここまでする必要のないテキパキとした人からすると、あるいは休日くらい思う存分時間を気にせずだらだらしたい人にとっては無駄な行為に思えるかもしれないが、

折角の休日にスマホゲームやマンガで意図に反して時間を使い「何してたんだろ…」と落ち込むタイプの人は、こうした「予定の枠組み」を作ることが助けとなるかもしれない。

 

現に、このカレンダーによる予定管理は大きく功を奏することとなった。

あらかじめ月末に1ヶ月後の目標を決めてそれを週ごとに落とし込んだ目標を大まかに決めることで、ぼんやりとやりたいと思っていたことが具体的な目標になり、

週末に土日のカレンダーの内容を細かく設定しておくことで(格安SIMの契約をする、とかあるいはライティングゼミの課題の取り組む、とか)、充実した、かつ達成感の持てる時間の過ごし方になる可能性が高い。

 

 

平成元年に生まれた私は、平成最後の年末にやり残したことを作らないよう、

毎日自分の過ごし方がこれで良いのかこのカレンダーを見て振り返るようにしている。

今の所、抜群に効果がある。