8がつ14か かようび

新月になるたびに、何座にあるのだろうと考えるようになったのは姉の影響だ。

いつも感情が消化できなくなるとSOSを出すようにお姉に連絡するのは

全肯定されているということを言葉や態度で示すのが、出会った人間の中で1番上手な人だからだと思う。空飛ぶ飛行機に乗る仕事をしているので、空飛ぶカウンセラーと呼んでる。

 

ドイツの作家ミヒャエル・エンデという人の書いたモモという本がある。

主人公のモモはただひたすらに「聞く」ことに集中する能力に長けていて、次々に訪れる人を癒していくストーリーなのだけど

だいたいの場合 人は人の話を聞いている時評論家になったり 空想していたり 次にいうことを考えていたりして、本当に「聞く」ことに集中していることは少ない。

姉のことと一緒にモモをよく思い出す。素直に、ただ、「聞く」ことだけをする。

 

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鬱屈とした想いが吐き出すように文章を書く動機になるんだと、

最近の自分を観察していて思う。

 

最近は色々なことが起こっていて楽しいことも驚くことも笑えることも。

仕事をしていないので暇の極みなはずなのに、なんか忙しい気持ちだ。

誰にも理解されないだろうと思いながら感じていることを書くんじゃなくて

最近は 顔を見て 伝えたい。わかってほしい。理解してほしい。と

特に好きな人たちに対して思うようになった。

 

匂いも音も 8月をこんなに濃く感じたのは 生きていて初めてかもしれない。

 

そういえば最近きく という言葉を「訊く」と変換してきた人がいて、

私はそれをみて嬉しくなって つい 変な人ですね と褒め言葉をして

「素敵変人」の称号を差し上げた。

 

良いことも悪いことも全て永遠には続かない。

からこそ 今あるその流れに乗りたいと思う。

「働いていない人」という世間的なマイノリティの立場の今

改めて「ああ働くって 生活の糧を得るためにするんだな。働くために生きるんじゃなくて 自分が生きたい人生のために働くことがあるんだな。」って

よく考えたらそんな当たり前のこと

一度レールを外れて見て気づくことができて 私は嬉しい。

 

 

夏休みの日記みたいだ。